スカート Skirt


通り過ぎていく街の灯と満員の横浜線に揺られ、うつらうつらしていた。
いつからか、チェックのマキシスカートの女の子が、
僕の目の前に立ち、本を読んでいた。
そのスカートの布地をぼんやりと見つめていた。

ふと意識を取り戻すと、僕は、スカートの中に居たのだ。
そこはマリアのゆりかごのように優しく心地よくて、
僕に残された、この世の最後の聖域だった!
ここでずっと祈ろう。そして夢見るように眠るんだ。

 
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